経歴

アーティスティックスイミングの世界水準を上げるべく立ち上がった　
選手育成のプロフェッショナル

一般社団法人井村アーティスティックスイミング代表理事
大阪府出身。天理大学体育学部卒業。
10年間のシンクロナイズドスイミングの選手を経て、1974年よりコーチをはじめる。
1978年から日本代表コーチを務め、1985年には井村シンクロクラブを設立。
シンクロナイズドスイミングがオリンピック種目になってから、9大会連続メダル獲得を成し遂げ、
立花美哉や武田美保をはじめ、多くのオリンピック選手を育てている。
また、その手腕を認められ、アメリカ、カナダ、韓国、スペイン等の国に
シンクロナイズドスイミングの講師として招かれている。
そして2006年12月、北京五輪に向けて中国代表ヘッドコーチに就任。
2008年に行われた北京五輪にてチームで中国代表史上初の銅メダルを獲得した。
さらに2012年ロンドン五輪では再度中国代表ヘッドコーチとして、チームで銀メダル、
デュエットで銅メダルと2つのメダルを獲得した。
世界が認めるシンクロコーチとして更に注目を浴びた。
2014年より日本代表のヘッドコーチに復帰。
2016年リオデジャネイロオリンピックでは、日本にとっては北京五輪以来のデュエット銅メダル、
チームとしてはアテネ五輪以来のメダル復活へと導いた。
2021年に行われた東京五輪ではチーム・デュエットともに4位という好成績を収めた。

《主なコーチ歴》
1978～2003年　第3～10回　世界選手権 コーチ
1979～2002年　第1～10回　FINAワールドカップ コーチ
1984年　　　　ロサンゼルスオリンピック コーチ＜ｿﾛ元好三和子氏3位、ﾃﾞｭｴｯﾄ元好･木村氏3位＞
1988年　　　　ソウルオリンピック 支援役員
1991年　　　　第3回 ジュニア世界選手権＜ｿﾛ立花美哉氏、ﾃﾞｭｴｯﾄ、ﾁｰﾑ優勝＞
1992年　　　　バルセロナオリンピック コーチ＜ｿﾛ奥野史子氏3位、ﾃﾞｭｴｯﾄ3位＞
1994年　　　　第7回 世界選手権＜ｿﾛ奥野史子氏2位、奥野･立花氏2位、ﾁｰﾑ3位＞
1996年　　　　アトランタオリンピック ヘッドコーチ＜ﾁｰﾑ3位＞
1998年　　　　第8回 世界選手権＜ｿﾛ立花美哉氏3位、ﾃﾞｭｴｯﾄ2位、ﾁｰﾑ2位＞
1998､2002年　 アジア大会＜ｿﾛ立花美哉氏優勝、ﾃﾞｭｴｯﾄ立花･武田氏優勝＞
2000年　　　　シドニーオリンピック ヘッドコーチ＜ﾃﾞｭｴｯﾄ立花･武田氏2位、ﾁｰﾑ2位＞
2001年　　　　第9回 世界選手権＜ｿﾛ立花美哉氏3位、ﾃﾞｭｴｯﾄ立花･武田氏優勝＞
2002年　　　　FINAワールドカップ＜ｿﾛ立花美哉氏2位、ﾃﾞｭｴｯﾄ立花･武田氏2位＞
2003年　　　　第10回 世界選手権＜ﾃﾞｭｴｯﾄ立花･武田氏2位、ﾁｰﾑ2位＞
2004年　　　　アテネオリンピック ヘッドコーチ＜ﾃﾞｭｴｯﾄ立花･武田氏2位、ﾁｰﾑ2位＞
2008年　　　　北京オリンピック 中国代表ヘッドコーチ＜ﾁｰﾑ銅ﾒﾀﾞﾙ＞
2012年　　　　ロンドンオリンピック 中国代表ヘッドコーチ＜ﾁｰﾑ銀ﾒﾀﾞﾙ、ﾃﾞｭｴｯﾄ銅ﾒﾀﾞﾙ＞
2015年　　　　世界選手権カザン 日本代表ヘッドコーチ＜ﾃﾞｭｴｯﾄ銅ﾒﾀﾞﾙ、ﾁｰﾑﾃｸﾆｶﾙ銅ﾒﾀﾞﾙ、
　　　　　　　ﾁｰﾑﾌﾘｰﾙｰﾃｨｰﾝ銅ﾒﾀﾞﾙ､ﾁｰﾑﾌﾘｰｺﾝﾋﾞﾈｰｼｮﾝ銅ﾒﾀﾞﾙ＞
2016年　　　　リオデジャネイロオリンピック 日本代表ヘッドコーチ＜ﾃﾞｭｴｯﾄ銅ﾒﾀﾞﾙ、ﾁｰﾑ銅ﾒﾀﾞﾙ＞
2021年　　　　東京オリンピック 2020 日本代表ヘッドコーチ ＜ﾃﾞｭｴｯﾄ4 位、ﾁｰﾑ4位＞
2022年　　　　世界選手権ブタペスト 日本代表ソロコーチ ＜ｿﾛ乾友紀子氏ﾃｸﾆｶﾙﾙｰﾃｨﾝ金ﾒﾀﾞﾙ、ﾌﾘｰﾙｰﾃｨﾝ金ﾒﾀﾞﾙ＞